老人クラブ活動の意義
老人クラブは、多くの会員とリーダーの手で支えられ、継承されてきました。
クラブ活動を通じて地域の高齢者はお互いに健康増進や予防対策に関心を高めることができ、共にレクリエーションやスポーツを楽しむなかで、仲間づくりをし、孤立することなく、地域で支え合う基盤をつくりあげてきました。
21世紀の高齢社会を考えると、高齢者が互いに支え合い、励まし合いながら、楽しみを共にし、長寿の喜びを実感できる人間関係を醸成することがますます大切になります。
また、社会活動に積極的に参加・参画し、高齢者の持つ活力を生かした活動をすすめようとする老人クラブは、豊かな地域社会づくりに必要不可欠な存在として、その役割はより大きくなっています。
活力ある老人クラブづくりの方向
(1)特色は「地域を基盤とする高齢者の自主組織」
(2)三大特性「自主性・地域性・共同性」の発揮を合言葉にする
(3)21世紀の「高齢者の世紀」において
新しい高齢者像づくり
明るく豊かな地域づくり
保健福祉の推進役
という三つの役割の担い手になる
(4)内にひらかれ、外にひらかれ、21世紀にひらかれた老人クラブづくり
老人クラブのメインテーマと全国三大運動
(1)メインテーマ:「創造と連帯の輪を広げて - 心豊かな21世紀を」
(2)全国三大運動:「健康・友愛・奉仕」の推進
健康: |
「健康をすすめる運動」の展開
「ねたきりゼロ運動」の普及と、「いきいきクラブ体操」「健康ウォーキング」などシニア・スポーツの普及 |
友愛: |
「在宅福祉を支える友愛活動」の展開
地域の在宅高齢者と家族を支援する、1クラブ1友愛チームの結成 |
奉仕: |
「社会奉仕の日(9月20日)」全国一斉奉仕活動の実施
「花のあるまち、ゴミのないまち」づくりに取り組む |
特に「老人の日・老人週間」において全国三大運動の強調週間として高齢者の元気な姿を示す活動を展開する